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人間仏教と中国仏教の未来
作者
木村清孝
單位職稱
東京大学名誉教授
其他名稱
人間佛教和中國佛教的未來
編者
慈惠法師總編輯
摘要
仏教が中国に伝えられ、仏典の翻訳・流布が開始されたのは、西暦紀元 2 世紀、後漢の桓帝の時代からである。以来、諸王朝の興亡とそれらの治世のありように関りながら、インド・西域から訳経僧らが断続的に来朝し、また、中国から西域・インドに求法の旅に出た僧たちが訳経僧の役割も担って帰国して仏教を宣布し、仏教は次第に広く、かつ深く中国社会に広まっていった。そして、この過程において、時代の変化に対応しながら、仏教は中国固有の思想・信仰を取り込み、故地のインドの仏教とは異なるすがたを見せるようになった。今日まで続く、この中国的に変貌した仏教―それをわれわれは、総称して、中国仏教(Chinese Buddhism)と呼ぶ。
引文
木村清孝:〈人間仏教と中国仏教の未来〉,收入慈惠法師總編輯:《2014人間佛教高峰論壇──人間佛教宗要》,高雄:佛光文化,2015年 09月,頁23-25。
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